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横浜市鶴見区にて棟瓦のズレ、針金が切れた屋根の修理依頼。原因と対処法をご紹介|屋根修理・外壁塗装の専門店 (株)成田屋商店

瓦屋根の修理

皆さま、こんにちは。

横浜市鶴見区 屋根の修理・外壁塗装の専門店()成田屋商店、スタッフの川崎です。

今回は、横浜市鶴見区にある築50年の瓦屋根の住宅で行った屋根調査の様子をご紹介します。

「棟瓦のズレや歪みが気になる」「針金も切れていて心配」というご相談で成田屋商店ショールームにご来店されました。

築40年以上経った瓦屋根では、「棟の歪み」がよく見られます。これは経年劣化や地震の揺れなどで棟瓦がズレてしまう現象です。放置すると崩れる恐れもあります。

地上から瓦屋根をみて問題がなくても、屋根を上から見ると分かります。

本記事では、横浜市・川崎市にお住いのみなさまに向けて、 屋根の修理・外壁塗装の専門店ならではの目線でお伝えします。

▼この記事はこんな方のお役に役立ちます▼

  • 横浜市、川崎市で瓦屋根の修理をご検討中の方
  • 横浜市、川崎市で雨漏り修理をご検討中の方
  • 横浜市、川崎市で屋根リフォームをご検討中の方

棟瓦(むねがわら)とは?〈横浜市〉

棟瓦とは、瓦屋根のてっぺんにある瓦のことを言います。

屋根の一番高い部分は「棟(むね)」と呼ばれ、雨や風の影響をもっとも受けやすい場所です。

この棟部分に瓦をしっかりと積み上げておくことで、雨水の侵入を防ぎ、屋根の中への浸水リスクを減らします。

 

棟瓦の構造とそれぞれの役割

棟瓦は、複数の種類の瓦を組み合わせてできています。代表的なのは、次の3つです。

瓦屋根

  • のし瓦
    短冊形の瓦で、漆喰の土台の上に何段か積み上げて使います。これがあることで、防水性がアップします。
  • 冠瓦(かんむりがわら)
    棟瓦のてっぺんに使われる半円型の瓦。熨斗瓦の上にかぶせるように置かれ、雨水の侵入を防ぎます。
  • 鬼瓦(おにがわら)
    棟の端に取り付ける飾り瓦。見た目の装飾だけでなく、端から雨水が入らないように守ってくれる重要な役割があります。

 

瓦屋根も定期的なメンテナンスが必要

瓦自体はとても丈夫で長持ちしますが、棟を固定している漆喰(しっくい)は年月とともに劣化します。

  • 粘度瓦の耐用年数:30-50年以上
  • 漆喰の耐用年数:約10-20年

漆喰の劣化が進むと、棟瓦がずれたり歪んだりしてしまい、雨漏りの発生・強風や地震で棟瓦が落下する危険性もあります。

そのため瓦屋根も定期的な点検とメンテナンスが大切です。

 


―「横浜市で屋根の修理って、どこに頼めばいいの?」とお悩みの方へ―

横浜市の屋根修理は、ぜひ私たち横浜市鶴見区  屋根修理・外壁塗装の専門店 ()成田屋商店にお任せください!

↓来店予約・お問い合わせはこちらから↓

   

 

屋根調査にてわかった瓦屋根の問題点〈横浜市〉

現場調査では、以下のような症状が確認されました。

棟瓦のズレ、ゆがみ

一見するとキレイな青緑色の瓦屋根ですが、よく見ると棟(屋根のてっぺん)の瓦が歪んでいました。(赤線)

瓦屋根の修理

これは、 瓦を固定している“葺き土”雨 や 風から葺き土を守る“漆喰” が経年劣化して、瓦をしっかり固定できなくなっているサインです。

↓冠瓦を取り外すと葺き土が確認できます。

瓦屋根の修理

↓漆喰が剥がれていました。

瓦屋根の修理

石灰でできている漆喰は、中に水が入らないようにするため、そして瓦をしっかりと固定するためにあります。

漆喰が剥がれてしまうと雨水が中に入り、葺き土が痩せてしまいます。

その結果、瓦の固定力が弱まり、ズレにつながります。

 

✔️ 屋根の一番高い場所にある棟瓦は、地震の揺れや台風の風を真っ先に受ける場所です。

年数が経って弱くなっているところに地震や台風による衝撃が加わることで、ズレてしまいます。

 

銅線(番線)の切れ

棟瓦を固定している銅線(番線)が切れている箇所も複数見つかりました。この銅線は、のし瓦と冠瓦をしっかりとつなぎ留めている大切な部分です。

↓のし瓦のすき間から切れた銅線が飛び出していました。

瓦屋根の修理

銅線が切れるとどうなる?

銅線は長年風雨にさらされることで徐々に錆びて劣化し、地震や台風の際に切れてしまうことがあります。

銅線が切れると瓦同士の固定が弱くなり、強風や突風で瓦が飛ばされてしまうリスクが高まります。

↓こちらは銅線がしっかりと棟瓦を固定している正常な状態です。

瓦屋根の修理

 

ルーフィング(防水シート)の劣化

瓦の下に敷かれているルーフィング(防水シート)の劣化も確認できました。

瓦屋根の修理

ルーフィングは、屋根材の隙間から侵入した雨水を屋外へ逃がす役割があります。

瓦自体は50年以上もつことがありますが、ルーフィングの寿命は一般的に20~30年程度。

ルーフィングが劣化して破れると、雨水が屋根裏に入って野地板の腐食や劣化を招きます。

特に築20年以上の住宅では、瓦だけでなくルーフィングの状態も点検・メンテナンスすることが重要です。

 

「棟瓦の取り直し」をご提案〈横浜市〉

棟瓦のズレや歪み・銅線の切れ・葺き土や漆喰の劣化があると、棟瓦の固定力が落ちてしまい、今後崩れてしまう恐れがあります。

瓦そのものには大きな問題は見られなかったため、棟だけを強く・安全に直す「棟の取り直し工事(ガイドライン工法)」をご提案させていただきました。

 

棟の取り直しとは?

古くなった棟部分を一度すべて解体し、中の土や劣化した漆喰を撤去したうえで、新たに漆喰を塗り棟瓦を積み直す工事です。

昔の瓦屋根は「土だけ」で瓦を固定する方法(旧工法)が多く使われていました。

しかしこの方法では、瓦が建物に固定されておらず、強い揺れや風で崩れるリスクがありました。

 

令和4年1月1日から 瓦屋根の緊結方法が強化

現在では、「ガイドライン工法」と呼ばれる耐震補強の方法が推奨されています。

この方法では、棟瓦を専用の金具やステンレス線でしっかりと建物に固定するため、地震や台風に強い屋根に仕上がります。

 

棟の取り直しの流れ

既存の棟瓦を撤去したあと、耐震補強金具を施工します。

瓦屋根の修理

のし瓦を補強金具に通した銅線で鉄筋に緊結し、続いて冠瓦(紐丸瓦)も緊結していきます。

瓦屋根の修理

 

横浜市の屋根修理なら(株)成田屋商店にお任せください!

築年数の経った瓦屋根では、棟瓦のズレや歪み、固定している銅金(番線)が切れてしまっていることも多く、放置すると棟が崩れ落ちる危険があります。

とくに棟まわりの劣化は、強風や地震で一気に被害が広がる可能性があるため要注意です。

こうした症状が見られた場合は、耐震性に優れた「ガイドライン工法」での棟瓦の取り直し工事がおすすめです。

横浜市で屋根の修理や屋根リフォームに関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

横浜市、川崎市密着の 屋根の修理・外壁塗装の専門店(株)成田屋商店では、ただいまご相談・診断・お見積りの提出まで無料で承っております。

皆様のご来店・お問合せを心よりお待ちしております。

↓来店予約・お問い合わせはこちらから↓

   

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この記事の監修者

記事監修者 成田 健

かわらぶき技能士/瓦屋根工事技士/瓦屋根診断技士/一般建築物石綿含有建材調査者

代表取締役 成田 健

横浜市地域密着の屋根・外壁リフォーム専門店として、横浜市、川崎市にお住まいの皆様に向けて有益な情報を発信しています。お客様の疑問に答え、分かりやすい情報提供を心がけています。

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