換気棟取り付け

1. 換気棟とは
2. 換気棟取り付けの費用と相場
3. 換気棟のメンテナンスは必要？

屋根の最上部に設けられた通気口である換気棟は、住宅内部の換気性能を高める重要な役割を担っています。
軒先から取り込んだ新鮮な空気を、屋根頂部の換気棟から排出することで、小屋裏にこもりがちな熱気や湿気を効率的に逃がします。
住宅金融支援機構の基準では、小屋裏の換気に必要な通気面積が定められており、天井の広さに応じた吸気と排気のバランスが求められます。
換気棟は、屋根材の種類（瓦、スレート、金属など）や屋根の形状（切妻、寄棟など）に合わせて、さまざまな製品が存在します。

換気棟の設置費用は、設置場所1ヶ所あたり約25,000円からが目安となります。
一般的には、住宅1棟に1～3ヶ所設置されることが多いようです。
設置個数は、建物の規模や予算に合わせて検討しましょう。屋根の形状によっても費用が変動する可能性がありますので、注意が必要です。
また、既存の換気棟の修繕費用は、劣化の程度によって大きく異なります。事前に業者に見積もりを依頼し、費用を把握しておくことが大切です。

換気棟は、屋根の頂上部分に設置されているため、風雨や紫外線などの影響を受けやすく、経年劣化は避けられません。
多くの換気棟は、耐久性に優れたガルバリウム鋼板で作られていますが、それでも長年の使用によって錆びたり、穴が開いたりすることがあります。
定期的なメンテナンスを行うことで、換気棟の寿命を延ばし、雨漏りを防ぐことができます。
理想的には年1回、少なくとも5年に1回は点検を行い、必要があれば補修や交換などの対応をしましょう。