コロニアルグラッサとは?特徴・メリットとデメリットをわかりやすく解説|横浜市鶴見区 屋根の修理専門店(株)成田屋商店
2025.12.04
皆さま、こんにちは。
横浜市鶴見区 屋根の修理専門店(株)成田屋商店、スタッフの成田です。
屋根のリフォームや修理を検討するとき、「どの屋根材を選ぶべきか」と迷う方は少なくありません。「コロニアルグラッサ」という名前を耳にしたものの、どんな屋根材なのかイメージしにくい方も多いと思います。本記事では、横浜市で屋根修理・屋根リフォームを考えている方に向けて、コロニアルグラッサの特徴やメリット、耐久性、メンテナンスのポイントをわかりやすく解説します。
本記事では、横浜市・川崎市にお住いのみなさまに向けて、 屋根の修理専門店ならではの目線でお伝えします。
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目次
屋根材のコロニアルグラッサとは?
コロニアルグラッサは、ケイミュー株式会社のブランド名「カラーベスト」の中にある商品です。カラーベストには、60年以上もの実績を誇るケイミュー株式会社のロングセラー屋根材で、「プレミアムグラッサ」「遮熱グラッサ」「グラッサ」「クァッド」の4種類のシリーズがあります。
そして、主に戸建て住宅に使用されているスレート系屋根材の一種です。一般的に「コロニアル」「カラーベスト」と呼ばれる屋根材のなかでも、表面に無機系のコーティングを施し、耐候性や耐久性を高めたタイプがコロニアルグラッサです。
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コロニアルグラッサの特徴
コロニアルグラッサの大きな特徴は「軽量性」と「耐候性」です。瓦屋根に比べると屋根全体の重量が大幅に軽くなり、建物の構造への負担を抑えることができます。地震時の揺れを軽減しやすい点も、スレート系屋根材が広く普及した理由の一つです。
↑【ケイミュー】カラーベスト HPより
↑【ケイミュー】カラーベスト HPより
表面には特殊なコーティングが施されており、紫外線や雨風による劣化を抑える設計になっています。初期性能の段階では、色あせしにくく、一定期間は塗装などのメンテナンスをしなくても美観を保ちやすいのも特徴です。
耐久年数については、使用環境や立地条件、メンテナンス状況によって差が出ますが、素材そのものは長期間使用できる屋根材です。

劣化症状としては、表面塗膜の退色、防水性能の低下、コケや藻の発生、ひび割れなどが挙げられます。これらはすぐに雨漏りに直結するわけではありませんが、放置すると下地まで劣化が進行し、大掛かりな補修が必要になるケースもあります。定期的な点検によって劣化のサインを早めに発見することが、屋根を長持ちさせるうえで非常に重要です。
コロニアルグラッサのメリット
① 初期費用を抑えやすい
コロニアルグラッサの大きな魅力のひとつが、屋根材の中でも導入しやすい価格帯にあることです。
瓦屋根や金属屋根などと比較して、材料費・施工費ともにバランスが良く、新築・リフォームどちらでも採用しやすい屋根材といえます。
また、施工方法が全国共通で標準化されているため、
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特殊な技術が不要
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工期が比較的短い
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余計な追加費用が発生しにくい
といった点も、結果的に全体コストを抑えやすい理由につながっています。
「屋根はしっかり直したいけれど、予算とのバランスも重視したい」という方にとって、非常に現実的な選択肢です。
② 非常に軽量で、地震に強い屋根になる
特徴で前述した通り、コロニアルグラッサは、瓦屋根と比べるととても軽く、約半分以下の重さしかありません。
屋根が軽いということは、建物全体にかかる負担が少なくなるということであり、特に以下の点で大きなメリットがあります。
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地震時の揺れが小さくなりやすい
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建物の柱や基礎への負担を軽減できる
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築年数が経過した住宅でも採用しやすい
日本は地震が多い国のため、「屋根の軽さ=耐震性の向上」は非常に重要なポイントです。
耐震性を重視して屋根リフォームを考える方に、コロニアルグラッサは非常に相性の良い屋根材といえます。
③ デザイン・カラーバリエーションが豊富で外観の自由度が高い
コロニアルグラッサは、カラー・デザインの選択肢が豊富で、住宅の外観イメージに合わせた屋根づくりが可能です。
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落ち着いたブラック・グレー系
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温かみのあるブラウン系
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明るく個性の出せるカラー
など、幅広い色味が用意されており、さまざまなデザインの家に自然に馴染みます。
屋根は建物全体の印象を大きく左右する部分です。
コロニアルグラッサは、「機能性」だけでなく「見た目」にもこだわりたい方に向いている屋根材といえます。
↑【ケイミュー】コロニアルグラッサ カタログより
④ 施工実績が非常に多く、将来のメンテナンスも安心
コロニアルグラッサは日本全国で非常に多くの住宅に使用されているため、
「施工できる業者が多い」、「職人の経験値が高い」、「メンテナンスや補修のノウハウが豊富」
という安心感があります。
将来的に
「塗装メンテナンス」、「部分補修」、「カバー工法」
などを行う場合でも、対応できる業者が見つけやすいのは大きなメリットです。
「施工した会社がなくなってしまって、直せる業者が見つからない」といった心配が起こりにくいのも、普及率の高い屋根材ならではの強みです。
⑤ カバー工法(重ね葺き)に対応できる
コロニアルグラッサは軽量なため、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる「カバー工法」に対応できるという特長もあります。
カバー工法のメリットとしては、
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既存屋根の撤去が不要なケースが多い
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解体工事が少なく、騒音やホコリを抑えやすい
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工期を短縮しやすい
といった点が挙げられます。
将来的に大規模な改修を検討する際にも、選択肢が広がる屋根材という点は大きな強みです。
↓事例:既存屋根がスレートのカバー工法
⑥ 断熱性・遮音性にも効果が期待できる
コロニアルグラッサは金属屋根と比べると熱を伝えにくく、雨音も響きにくいという特長があります。
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夏の直射日光による室温上昇を抑えやすい
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室内環境の快適性を保ちやすい
といった点から、居住性を重視する方にも向いている屋根材といえます。
↑【ケイミュー】カラーベスト HPより
↑【ケイミュー】カラーベスト HPより
コロニアルグラッサのデメリット
① 定期的な塗装メンテナンスが必要
コロニアルグラッサは、表面の塗膜によって防水性や耐久性を保っています。そのため、年数の経過とともに塗装の劣化が進み、定期的な再塗装が必要になります。塗装を怠ると、色あせや防水性能の低下につながります。
② 割れやすさ・欠けやすさがある
陶器瓦などと比べると、コロニアルグラッサは衝撃に弱く、割れやすい傾向があります。強風で飛来物が当たって割れてしまうなどのリスクもあります。
③ 苔や汚れが付着しやすい
立地条件や環境によっては、苔・カビ・汚れが目立ちやすい屋根材でもあります。特に湿気の多い場所や日当たりの悪い北側では、見た目が悪くなりやすいため、定期的な点検と清掃が重要です。
④ 耐久年数には限りがある
コロニアルグラッサは耐久性の高い屋根材ではありますが、永久的に使える素材ではありません。およそ25-30年ほど経過すると、塗装では対応できず、カバー工法や葺き替えが必要になります。
コロニアルグラッサの施工事例
屋根葺き替え工事:コロニアルNEO⇒コロニアルグラッサ
ひび割れや欠け、コケの付着が目立つコロニアルNEO
このように既存屋根材の劣化が激しい場合、下地からしっかりと補修できる「屋根の葺き替え工事」が最適です。
コロニアルグラッサに葺き替えたことで、今後25-30年は安心して暮らせるようになりました。
まとめ
コロニアルグラッサは、軽量で耐久性が高く、デザイン性にも優れたスレート系屋根材です。横浜市で屋根修理やリフォームを検討している方にとって、施工がしやすく、メンテナンスも比較的簡単なため、安心して選べる屋根材と言えます。屋根の状態に応じた点検や部分補修を行うことで、長く美しい屋根を維持できます。デザインや耐久性、メンテナンス性のバランスを考え、信頼できる業者と相談しながら最適な選択をしましょう。
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この記事の監修者

かわらぶき技能士/瓦屋根工事技士/瓦屋根診断技士/一般建築物石綿含有建材調査者
代表取締役 成田 健
横浜市地域密着の屋根・外壁リフォーム専門店として、横浜市、川崎市にお住まいの皆様に向けて有益な情報を発信しています。お客様の疑問に答え、分かりやすい情報提供を心がけています。















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