雨漏りの応急措置で自分でできることとは？屋根屋が伝える“本当に正しい対処法”と依頼前に知っておくべきポイント｜横浜市鶴見区 雨漏り修理専門店（株）成田屋商店

応急措置をせずに放置された雨漏りほど、現場で深刻な状態になっていることが多いです。

● 下地の腐食が加速する

見えない天井裏や野地板が腐ると、屋根材の固定力が落ちてしまいます。
その結果、強風時に屋根材が飛びやすくなり、修繕範囲も広くなります。

● 断熱材が濡れ、乾かないままカビが発生する

断熱材は水分を含むと乾きにくく、室内のにおい・空気環境に影響します。

● 雨水の通り道が固定されてしまう

雨漏りは一度発生すると水の通り道ができ、次の雨で同じルートを通ります。
放置するほど、浸水量が増えてしまうのが特徴です。

● 雨染みが広がり、天井のたわみや落下リスクが出る

屋根屋として最も危険だと感じるのがこれです。
天井の内部に水が溜まり、最終的に天井板が破れて水が一気に落ちることがあります。

雨漏りの主な原因

雨漏りの原因は一つではなく、複数の要因が重なって起こることもあります。ここでは屋根屋が特に多く経験する代表的原因を紹介します。

▼ルーフィング（防水シート）の劣化

外から見えませんが、雨漏りの8割以上がここに関係しています。
屋根材が無事でも、内部の防水層が傷んでいると雨水が侵入します。

↓ルーフィングについての詳しい情報はこの記事を参考にご覧ください。

ルーフィングとは？屋根の雨漏り原因はルーフィングの劣化かも…｜横浜市鶴見区 屋根修理の専門店 (株)成田屋商店｜ブログ｜横浜の屋根修理・雨漏り工事専門店｜(株)成田屋商店

▼棟板金の浮き・釘抜け

強風で棟板金がわずかに浮くだけで、そこから雨水が吸い込まれるように入ります。

▼谷板金の劣化

屋根の形状上、水が集まる場所なので、もし穴あきが起きるとほぼ確実に雨漏りします。

▼外壁・窓まわりのシーリング劣化

屋根ではなく外壁から雨が回り込み、天井へ伝って雨漏りするケースも多いです。

雨漏りで“起こりやすいこと”と屋根屋がよく見るパターン

雨が止むと漏れなくなるので油断する
これは非常に多い誤解です。
雨漏りは内部に水が残っている場合、表に出てこないことがあります。

原因が屋根ではない場合がある
「屋根に問題がないのに雨漏りする」ケースは珍しくありません。
外壁・ベランダ・窓など、建物全体を見ないと原因が掴めません。

定期点検をしていない家ほど被害が広がりやすい
小さな釘抜け・隙間・劣化は専門業者ならすぐ見つけられますが、放置されると雨漏りに直結します。

雨漏り修理業者の選び方

● 現地調査が丁寧かどうか

良い業者は、必ず屋根に上がり、
・破損箇所の確認
・下地の状態
・水の流れ
などをチェックしたうえで、写真を見せながら説明してくれます。
「見なくてもわかる」「下から見れば十分」という業者は危険です。

● 応急処置を提案してくれるか

すぐ工事できない場合でも、
・ブルーシート
・一時的な防水処理
など応急処置の提案があるかは重要です。
被害を広げない姿勢＝誠実な業者です。

● むやみに“全面リフォーム”を勧めない

屋根は部分補修で十分なケースもあります。
状態を見ずに「全部やり替えましょう」と勧める業者は避けるべきです。

● 施工写真や実績が公開されているか

ビフォーアフターや施工手順を公開している業者は、技術に自信があります。
実例が豊富なほど、施工の出来を判断できます。

↓成田屋商店の施工事例はこちら

施工事例・お客様の声｜横浜の屋根修理・雨漏り工事専門店｜(株)成田屋商店

● 地域密着の業者かどうか

地域密着だから良い、という単純な話ではありません。
ただし、屋根工事の性質上“距離が近い”ことには大きなメリットがあります。

地域密着の利点：
・初動対応が早い
・台風後の緊急点検や再調整が頼みやすい
・その地域特有の屋根材・施工癖などの知識を持っている
・小さな不具合でも相談しやすい
・フォロー点検を継続しやすい

“地域密着 ＋ 上記の特徴を満たしているか”
という複合基準で選ぶのが最も安全です。

まとめ

雨漏りは早めの応急措置で被害を減らすことができますが、根本解決には専門業者の調査が不可欠です。屋根屋として最も避けてほしいのは、自己判断でのコーキングや無理な屋根作業です。正しい初期対応・適切な業者選びが、雨漏りの再発を防ぎます。異変を感じたら無理をせず、早めに専門家へ相談してください。