ブログ

ホーム > ブログ > 名古屋城の銅板屋根と金のシャチホコを屋根やさん目線で解説!|屋根の修理専門店(株)成田屋商店

名古屋城の銅板屋根と金のシャチホコを屋根やさん目線で解説!|屋根の修理専門店(株)成田屋商店

2025.09.15

皆さま、こんにちは。横浜市鶴見区 屋根の修理・雨漏り修理専門店()成田屋商店、スタッフの川崎です。

金のシャチホコと堂々とした天守閣で知られる「名古屋城」は、名古屋を代表するシンボルであり、日本三名城のひとつです。

先日訪れた際の写真を交えながら、名古屋城の屋根や魅力を“屋根やさんの視点”でご紹介したいと思います。

本記事では、横浜市・川崎市にお住いのみなさまに向けて、 屋根の修理・外壁塗装専門店ならではの目線でお伝えします。

▼この記事はこんな方のお役に役立ちます▼

  • 横浜市、川崎市で屋根の修理をご検討中の方
  • 横浜市、川崎市で雨漏り修理をご検討中の方
  • 横浜市、川崎市で屋根リフォームをご検討中の方

名古屋城について

名古屋城は、1615年 徳川家康によって建てられた日本を代表する名城のひとつです。

金のシャチホコで有名ですが、天守閣は戦災で焼失し、現在の天守は1959年に鉄骨鉄筋コンクリートで再建されたもの。

城跡全体が特別史跡に指定され、櫓や門などは重要文化財になっています。

名古屋城の見どころ

立派な天守閣と金のシャチホコ

名古屋城といえば、屋根の上に輝く金のシャチホコ。天守閣は、立派な屋根と金のシャチホコがとても印象的です。
いまは残念ながら天守閣は設備の老朽化や耐震性の問題で閉館しており、登城できませんでした。

復元された本丸御殿

近世城郭御殿の最高傑作といわれ、城郭では天守閣とともに国宝第一号に指定されました。
1945年の空襲により焼失しましたが、2018年に完全復元され、金箔や極彩色で彩られた豪華絢爛な障壁画が見どころ。
大名や将軍を迎えるために作られた空間で、当時の贅沢な暮らしや権威を体感できます。

石垣の中で見つけた「最大の巨石:清正石」

名古屋城の石垣は、外様大名たちによって築かれ、各大名の家紋や目印が刻まれています。
その中で有名なのが大きさ約八畳敷、重さ推定10トンとされる名古屋城の石垣で最大の巨石「清正石」が見どころです。

 

名古屋城の屋根はなぜ緑色をしているのか?

名古屋城の屋根が美しい緑色をしているのは、銅板葺きの屋根が酸化してできた「緑青(ろくしょう)」と呼ばれるものです。
これは10円玉が長い年月で緑に変色していくのと同じ現象です。

● 銅板は最初は金色に輝いていた

銅板は葺いた直後は、金色にも見える赤銅色をしており、太陽の光を浴びて燦然と輝いていました。
当初の名古屋城の屋根は「金色に光る城」として人々の目に映っていたと考えられます。

緑青は劣化ではなく「保護膜」

銅が酸化して生まれる緑青は、銅特有の自然な風合いであり、表面に保護被膜を作ることで内部の腐食を防いでくれます。
一般的な金属の錆が劣化しもろくなっていくのに対し、銅は時間が経つほどに耐久性が増し、独特の美しさをまとっていくのです。

名古屋城の屋根は銅板葺き

名古屋城の屋根には、当時とても高価だった銅が使われています。

金色に輝く屋根は、大坂城を築いた豊臣秀吉に劣らない権威を示すためにふさわしい素材でした。
また徳川家康が幕府の体制を固めるうえで、権力の象徴としての役割も大きかったと考えられます。

銅板は軽くて、耐火性に優れる

銅板は瓦に比べて軽量なため、高層建築の天守に適していました。さらに火に強く、寒冷地で瓦が割れてしまう「凍み割れ」も防ぐことができます。

当初は最上階だけが銅板葺きでしたが、その後は重量バランスの理由から下層の屋根も銅板に葺き替えられ、現在のような姿になったと伝えられています。

銅板の屋根が少ない理由

現在では、銅板の屋根は城郭や神社仏閣など限られた建物でしか見られません。

その理由は、銅は今でも高級建材として使われているからです。一般の住宅では手が届きにくく、大量生産に向いた瓦が広く普及していきました。

名古屋城といえば金のシャチホコ

名古屋城のシンボルといえば、天守閣の屋根に輝く「金のシャチホコ」です。

徳川家康の権力や尾張徳川家の威厳を示すために飾られたもので、その豪華さはまさに天下の名城にふさわしい存在感を放っています。

しかし1945年の空襲で天守閣とともに焼失してしまい、現在は再建された2代目が閉館中の天守閣の頂で、今も堂々と輝いています。

金のシャチホコがもつ意味とは

金のシャチホコには、火除けの願いが込められています。

シャチホコは虎の頭と龍の体を持つ想像上の生き物で、火事になると口から水を吐いて建物を守ると信じられてきました。

木造建築が主流だった昔の日本では火災が最大の脅威であり、火除けの守り神として城や寺院の屋根に飾られてきたのです。

屋根の端に取り付けられる「鬼瓦」と同じように、魔除けや厄除けの意味もあり、名古屋城の金のシャチホコは「権威」と「守り」の両方を象徴する存在と言えます。

まとめ

名古屋城は、金のシャチホコや銅板葺きの緑色の屋根など、歴史と技術が融合した見どころがたくさんあります。

権威の象徴であると同時に、火除けや建物保護の意味も込められており、屋根や装飾一つひとつに深い意味があることがわかります。

今回の記事が、皆さまのお住まいの屋根を考えるきっかけになれば幸いです。


横浜市、川崎市で屋根や外壁に関するお悩みやご不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

横浜市、川崎市密着の屋根の修理の専門店(株)成田屋商店では、ただいまご相談・診断・お見積りの提出まで無料で承っております。

皆様のご来店・お問合せを心よりお待ちしております。

↓来店予約・お問い合わせはこちらから↓

   

成田屋商店の施工事例はこちら

この記事の監修者

記事監修者 成田 健

かわらぶき技能士/瓦屋根工事技士/瓦屋根診断技士/一般建築物石綿含有建材調査者

代表取締役 成田 健

横浜市地域密着の屋根・外壁リフォーム専門店として、横浜市、川崎市にお住まいの皆様に向けて有益な情報を発信しています。お客様の疑問に答え、分かりやすい情報提供を心がけています。

ショールームSHOWROOM

対応エリア
横浜市・川崎市
0120-211-360

受付/10:00~17:00定休日/日曜、年末年始、お盆、GW

【本社】 〒230-0002 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町21-1 フリーダイヤル:0120-211-360 TEL:045-571-2011