屋根塗装で必要な『縁切り』とは?塗装後の雨漏りに要注意|横浜市鶴見区 屋根の修理専門店(株)成田屋商店
皆さま、こんにちは。
横浜市鶴見区 屋根の修理・外壁塗装の専門店(株)成田屋商店です。
屋根のメンテナンスを考えるとき、「屋根塗装」は多くの方が最初に思い浮かべる工事のひとつでしょう。
塗装をすることで屋根材の防水性や美観を保ち、住まい全体を長持ちさせる効果があります。
しかし、屋根塗装にはただ塗料を塗るだけでは解決できない重要な工程があります。それが「縁切り」です。
「縁切りって何?」「縁切りって必要なの?」「やらなかったらどうなるの?」と疑問を持つ方も多いと思います。
しかしこの「縁切り」という屋根塗装の工程を正しく行わないことで、塗装後にかえって雨漏りや屋根材の劣化を招いてしまうケースも少なくありません。
この記事では、縁切りの基本から必要性、放置するとどうなるか、そして具体的な方法までを詳しく解説します。
本記事では、横浜市・川崎市にお住いのみなさまに向けて、屋根の修理・外壁塗装の専門店ならではの目線でお伝えします。
▼この記事はこんな方のお役に役立ちます▼
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目次
縁切りとは?屋根塗装で欠かせない工程〈横浜市〉
屋根材の重なり部分に塗料が詰まってしまわないように、隙間を確保する作業
特にスレート屋根(カラーベストやコロニアルと呼ばれる薄い屋根材)を塗装する際には欠かせません。
- スレート屋根の仕組み
→屋根材の下にはわずかな空間があり、雨水や湿気が抜けるようになっています。 - 重なりが完全に塞がれると、、、
→塗装時に塗料が重なり部分に入り込み、隙間が完全に塞がれてしまうと、内部に入り込んだ雨水や湿気が排出されず、屋根内部に溜まってしまいます。
これが「雨漏り」や「内部の腐食」を引き起こす原因となるのです。
縁切りは、屋根材の呼吸を確保するために必要不可欠な工程。
屋根塗装において見落としてはいけない大切な役割を果たします。
―「屋根塗装って、どこに頼めばいいの?」とお悩みの方へ―
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なぜ屋根塗装では縁切りが必要なのか?その役割と効果〈横浜市〉
縁切りの役割は大きく分けて以下の3つです。
1. 雨水の排出を確保する
屋根材の下に入り込んだ雨水を外に逃がすための隙間を確保します。これがないと内部で雨水が滞留し、雨漏りや屋根下地の劣化につながります。
2. 屋根材の膨張・収縮に対応する
屋根は気温や湿度の変化によって微妙に伸び縮みします。縁切りによって隙間を保つことで、屋根材の動きに柔軟に対応でき、ひび割れや反りを防ぎます。
3. 湿気や結露を防ぐ
屋根内部に湿気がこもると、結露やカビ、木部の腐朽の原因になります。縁切りによる通気確保は、湿気対策にもつながります。
屋根塗装は見た目をきれいにするだけでなく、住まい全体を守るための工事です。
その中で縁切りは、建物を長持ちさせるための重要な“仕上げ”といえるでしょう。
屋根塗装で縁切りをしないとどうなる?考えられるリスク〈横浜市〉
縁切りを行わずに屋根塗装を終えてしまうと、次のような深刻なトラブルが発生する可能性があります。
- 雨漏りの発生:塗料で重なり部分が密閉されると、雨水の逃げ場がなくなります。その結果、屋根材の内部に雨水が溜まり、やがて室内に浸入する「雨漏り」となります。
- 屋根下地の腐食:雨水や湿気が抜けずに溜まると、屋根材の下にある野地板や防水シートが劣化します。木材の腐食やシートの破れが進むと、屋根全体の耐久性が大幅に低下します。
- 塗装の剥がれ・膨れ:内部に溜まった水分が熱で蒸発すると、塗膜を押し上げて膨れや剥がれを引き起こします。せっかくの塗装が数年で無駄になる可能性があります。
- メンテナンスコストの増加:雨漏りや下地の腐食が進んでしまうと、塗装だけでなく屋根全体の修繕や葺き替えが必要になることもあります。結果的に、縁切りを怠ったために高額な工事が必要になるケースも少なくありません。
屋根塗装における縁切りの方法〈横浜市〉
縁切りにはいくつかの方法があります。工事の内容や屋根の状態によって選ばれる方法が異なります。
カッター工法
塗装後に専用のカッターや皮スキを使って、屋根材の重なり部分を切り離して隙間を作る方法です。
昔から行われている伝統的な工法で、確実に縁切りができます。ただし手作業になるため時間と手間がかかり、作業の跡が目立つ場合があります。
タスペーサー工法
近年主流となっている方法で、塗装前に「タスペーサー」と呼ばれる小さな樹脂製の部材を屋根材の重なり部分に差し込む工法です。
これによって塗装をしても隙間が塞がれず、常に排水・通気が確保されます。カッター工法に比べて効率的で、美観を損ねにくいメリットがあります。
【縁切りが必要な屋根と不要な屋根】
すべての屋根に縁切りが必要なわけではありません。主にスレート屋根に必要な工程であり、瓦屋根や金属屋根などでは不要です。
縁切りが必要な屋根材:スレート屋根(カラーベスト、コロニアルなど)
縁切りが不要な屋根材:瓦屋根、金属屋根(一文字葺きや立平葺きなど)
自宅の屋根がどの種類なのかを把握し、それに応じた正しいメンテナンスを選ぶことが大切です。
屋根塗装で縁切りを正しく行うためのポイント〈横浜市〉
✅ 屋根材に合った工法を選ぶ
スレート屋根ならタスペーサーが推奨されるケースが多く、施工の効率や仕上がりにも優れます。
✅ 塗装業者に確認する
見積もりや打ち合わせの段階で「縁切りを行うのか」「どの方法で実施するのか」を確認しておきましょう。縁切りが省かれている場合は注意が必要です。
✅ 塗装後の点検を怠らない
工事完了後に屋根表面だけを見ても縁切りの有無は分かりにくいですが、業者に写真での施工記録を確認させてもらうことで安心できます。
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屋根塗装を長持ちさせるためには、縁切りは欠かせない工程です。「塗ったら終わり」ではなく、雨水や湿気の通り道を確保することで、雨漏りや内部劣化を防ぎ、住まいを守ることができます。
縁切りをしないまま塗装を終えると、見た目はきれいでも、数年後に大きなトラブルが発生しかねません。
逆に、正しく縁切りを行えば、塗装本来の効果を発揮し、屋根の寿命を延ばすことができます。
これから屋根塗装を検討している方は、必ず「縁切り」の有無について確認し、安心して任せられる業者を選ぶようにしましょう。住まいを長く快適に保つためには、この一手間が何より大切です。
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この記事の監修者
かわらぶき技能士/瓦屋根工事技士/瓦屋根診断技士/一般建築物石綿含有建材調査者
代表取締役 成田 健
横浜市地域密着の屋根・外壁リフォーム専門店として、横浜市、川崎市にお住まいの皆様に向けて有益な情報を発信しています。お客様の疑問に答え、分かりやすい情報提供を心がけています。